蜻蛉日記 品詞分解。 蜻蛉日記『鷹を放つ』解説・品詞分解

更級日記『物語(源氏の五十余巻)』(1)解説・品詞分解 「その春、世の中~

蜻蛉日記 品詞分解

概要 [ ] 夫であるとの結婚生活や、兼家のもうひとりの妻である時姫(の母)との競争、夫に次々とできる妻妾について書き、また唐崎祓・石山詣・長谷詣などの旅先での出来事、上流貴族との交際、さらに母の死による孤独、息子の成長や結婚、兼家の旧妻である源兼忠女の娘を引き取った養女の結婚話とその破談についての記事がある。 藤原道綱母の没年より約20年前、39歳の大晦日を最後に筆が途絶えている。 歌人との交流についても書いており、掲載のは261首。 なかでも「なげきつつひとりぬる夜のあくるまはいかに久しきものとかは知る」はにとられている。 女流日記のさきがけとされ、『』はじめ多くの文学に影響を与えた。 また、自らの心情や経験を客観的に省察するの嚆矢ともされている。 なお兼家に対する恨み言を綴ったもの、ないし復讐のための書とする学者もあるが、は、兼家の和歌を多数収めているので、兼家の協力を得て書いた宣伝の書ではないかという説を唱えている。 あらすじ [ ] 天暦8年(954年)秋 兼家と和歌の贈答がある。 9年 道綱が生まれる。 9月 兼家は他の女に通い始める。 10月 嘆きつつ一人寝る夜のの歌。 天徳元年(957年) 兼家の女が子を産んだと聞き嫉妬する。 兼家から頼まれた衣を縫わずに返す。 いさかいが絶えない。 2年 兼家の女が捨てられたと聞きよろこぶ。 このころから自然美に眼を開く。 康保元年(964年) 母を亡くし、悲しさのあまり、道綱を連れて山にこもる。 2年 母の一周忌の法事を、ありし山寺で行なう。 この秋、頼もしき人の遠くにいくを送る。 3年 春3月、をば君の病が重くなり、山寺に上る。 とある夕べ、をば君を山寺に訪れ、しめやかに語らう。 5月、兼家と双六をうち、勝って物見に出ると約束する。 秋、ふとしたいさかいの果てに、鐘鋳を怒らせる。 4年 6月、村上天皇の崩御、兼家はまもなく蔵人頭になる。 天皇の寵愛あつかった女御に同情の和歌を送る。 7月、兵衛佐という人が山に上って法師になり、若い美しい妻もその後を追って尼になると聞き、同情の和歌をその尼に送る。 安和元年(968年) 9月、初瀬に行く。 2年 正月、兄とこといみなどして遊ぶ。 3月3日、節供など試み、ここかしこの人を招く。 3月25、6日のころ、西の宮の大臣高明の流罪を悲しむ。 6月15日、兼家は御嶽詣を思い立ち、道綱を連れて出発する。 愛児の旅路の安泰を祈る。 天禄元年(970年) 3月10日のほど、内裏で賭弓のこと。 道綱がそのなかに加わり、勝ったことを聞き喜ぶ。 6月、唐崎に祓いに向かう。 兼家の愛がしだいにうすらぐ。 7月、亡母の盆のこと。 石山の10日ばかりこもる。 11月、道綱元服。 12月、人の心は次第に遠ざかりていわむ方もない。 2年 正月元日、兼家来ず。 近江という女のもとに通うといううわさ。 2日ばかりして兼家が来るが、ものも言わない。 2月、呉竹を庭に植えて寂しさを慰める。 4月、道綱と長精進を始めようと思う。 このころいちじるしく感傷的になる。 6月、西山に渡る。 兼家は迎えに来るが従わない。 とある日、たのもしき人のためにむりやり連れられて京都に帰る。 ふたたび初瀬に思い立つ。 10月20日、屋根におく霜の白さに驚きの目を見張る。 12月、雨の激しく降る日、兼家が来る。 愛児の成長を見て母らしい喜びを味わう。 25日、つかさめしに兼家は大納言になる。 3月詩人らしい眼で春を見る。 かつて兼家の通ったことのある源宰相兼忠の女の腹に、美しい姫君のあると聞き、その姫君を迎え、養女としようとする。 6月、庭をはく翁の言葉に、詩人らしい耳を傾ける。 天延元年(974年) 2月、紅梅の枝を兼家に送る。 9月、中川に遊ぶ。 12月、田上に詣でる。 祓殿のつららに驚きの眼をはなつ。 2年 正月15日、道綱の雑色の男の子らが儺をして騒ぐ。 2月、右馬頭が養女に懸想し、作者にとりなしを頼む。 11月、臨時の祭の日、ひそかに物見に出て、貴公子らしくふるまっている道綱の姿を見て父が衆人の中で面目を施しているのを見る。 その他 [ ] 2008年、から、日本語の原文からに直接翻訳された初めての完訳本が出版された。 [下野 泉]とによるスペイン語全訳 Apuntes de ua Efimera - 参考文献 [ ]• 『新日本古典文学大系/土佐日記・蜻蛉日記・紫式部日記・更級日記』 岩波書店、1989年• 翻訳 『現代語訳 蜻蛉日記』 岩波書店、2013年• 『ビギナーズ・クラシックス/蜻蛉日記』 角川書店、2002年• 『蜻蛉日記覚書』 岩波書店 2007年• 『蜻蛉日記紀行解』 関連項目 [ ]• 外部リンク [ ]• - 図書館エレクトロニック・テキスト・センター、ピッツバーグ大学東アジア図書館 日本語テキスト・イニシアティヴ この項目は、 に関連した です。 などしてくださる(/)。

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蜻蛉日記 「うつろひたる菊」解説

蜻蛉日記 品詞分解

蜻蛉日記「町小路の女/うつろひたる菊」 問題 蜻蛉日記「町小路の女/うつろひたる菊」 問題 次の文章は、兼家が通い始めた翌年作者が懐妊し、八月末に男児を出産して間もないころの記事である。 これを読んで、あとの問いに答えよ。 九月ばかりになりて、出でにたるほどに、箱のあるを、手まさぐりに開けて見れば、人のもとにや a らむとしける文あり。 うたがはしほかに渡せるふみ見ればここやとだえにならむとす b らむ など思ふほどに、むべなう、 c 十月つごもり方に、三夜しきりて見えぬときあり。 つれなうて、「しばし試みるほどに。 」など、けしきあり。 これより、夕さりつ方、「内裏にのがるまじかりけり。 」とて出づるに、心得で、人をつけて見すれば、「町小路なるそこそこになむ、とまり給ひぬる。 」とて来たり。 さればよと、いみじう心憂しと思へども、言はむやうも知らであるほどに、二、三日ばかりありて、暁方に、門をたたくときあり。 d つとめて、なほもあらじと思ひて、 嘆きつつひとり寝る夜のあくる間はいかに久しきものとかは知る と、 例よりはひきつくろひて書きて、うつろひたる菊にさしたり。 返り事、「明くるまでも試みむとしつれど、とみなる召し使ひの来合ひたりつればなむ。 いとことわりなりつるは。 しばしは、忍びたるさまに、「内裏に。 」など言ひつつぞあるべきを、いとどしう心づきなく思ふことぞ、限りなきや。 問1 a・bの「 らむ」の文法上の異同を記しなさい。 2字で記しなさい。 1 例よりはひきつくろひて書きて、うつろひたる菊にさしたりには、どういう気持ちが託されているのか。 advanced Q. 60〜80字程度で説明しなさい。

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蜻蛉日記 「うつろひたる菊」解説

蜻蛉日記 品詞分解

作者:藤原道綱母(ふぢわらのみちつなのはは) 「黒=原文」・ 「赤=解説」・ 「青=現代語訳」 原文・現代語訳のみはこちら つくづくと思ひつづくることは、 なほ いかで心として死に も し にしがなと思ふよりほかのこともなきを、 なほ=副詞、やはり。 さらに。 それでもやはり。 いかで=副詞、願望を表す、なんとかして、どうにかして も=係助詞 し=サ変動詞「す」の連用形 にしがな=願望の終助詞 つくづくと思い続けることは、やはりなんとかして思い通りに死にたいと思う以外ほかのこともないが、 ただこの一人ある人を思ふに ぞ、いと 悲しき。 ぞ=強調の係助詞、結びは連体形となる。 係り結び 悲しき=シク活用の形容詞「悲し」の連体形。 係助詞「ぞ」を受けて連体形となっている。 ただこの一人の息子(道綱)を思うと、たいそう悲しい。 人と なして、 後ろ安から む妻などにあづけて こそ死にもこころやすから むとは思ひ しか、 なし=サ行四段動詞「成す」の連用形 後ろ安から=ク活用の形容詞「後ろ安し」の未然形、(将来に)心配がない、あとあと安心だ む=婉曲の助動詞「む」の連体形、接続は未然形。 この「む」は、㋜推量・㋑意志・㋕勧誘・㋕仮定・㋓婉曲の五つの意味があるが、文中に来ると「㋕仮定・㋓婉曲」のどれかである。 直後が名詞だと「㋓婉曲」になりがち。 訳:「安心できる(ような)妻」。 こそ=強調の係助詞、結びは已然形となる。 ここでは逆接強調法。 また、係り結びの消滅(流れ)が起こっている。 」となるが、 逆接強調法のときは「こそ ~ 已然形、」となるので、「、(読点)」があるから特徴的で分かりやすい。 む=推量の助動詞「む」の終止形、接続は未然形。 文末に来ると「㋜推量・㋑意志・㋕勧誘」のどれかである。 しか=過去の助動詞「き」の已然形、接続は連用形。 係助詞「こそ」を受けて已然形となっている。 係り結びの消滅(流れ)。 逆接強調法 一人前にして、あとあと安心できるような妻などに(息子を)預けて、(そうした上で)死んでも安心だろうとは思ったけれど、 いかなる心地してさすらへ むず らむと思ふに、なほいと死にがたし。 むず=推量の助動詞「むず」の終止形、接続は未然形。 ㋜㋑㋕㋕㋓の五つの意味がある「む」と同じようなものと思ってしまった方が楽。 正確に言うと「推量」・「意志」・「適当、当然」の意味である。 話し言葉で使われるのが「むず」、書き言葉で使われるのが「む」である。 (私が死んだ後、息子は)どのような気持ちで世の中をさまようだろうと思うと、やはりとても死にきれない。 「 いかがはせむ。 かたちを変へて、 世を思ひ離る やと 試み む。 」と語らへ ば、 いかがはせむ=どうしようか いかが=副詞、どんなに…か。 「いかが」には係助詞「か」が含まれており、係り結びがおこっている。 は=強調の係助詞 せ=サ変動詞「す」の未然形 む=意志の助動詞「む」の連体形、接続は未然形。 係助詞「か」を受けて連体形となっている。 係り結び。 かたちを変ふ=出家する。 かたち=名詞、姿、容貌、顔立ち 世=名詞、夫婦の関係、男女の仲。 世間、世の中 や=疑問の係助詞、結びは連体形となる。 係り結び 試み=マ行上一動詞「試みる」の未然形。 係助詞「か」を受けて連体形となっている。 係り結び。 「どうしようか。 出家して、夫婦仲を思い切れるか試してみようか。 」と話すと、 まだ深くもあら ぬ なれ ど、 いみじうさくりもよよと泣きて、 ぬ=打消の助動詞「ず」の連体形、接続は未然形 なれ=断定の助動詞「なり」の已然形、接続は体言・連体形 ど=逆接の接続助詞、活用語の已然形につく いみじう=シク活用の形容詞「いみじ」の連用形が音便化したもの、(いい意味でも悪い意味でも)程度がひどい、甚だしい、とても (道綱は)まだ深くも考えない歳であるけれども、ひどくしゃっくりあげておいおいと泣いて、 「 さなり たまは ば、まろも法師になりて こそあら め。 さ=副詞、そのように、そう たまは=補助動詞ハ行四段「たまふ」の未然形、尊敬語。 動作の主体である道綱の母を敬っている。 敬語を使った道綱からの敬意。 こそ=強調の係助詞、結びは已然形となる。 係り結び め=意志の助動詞「む」の已然形、接続は未然形。 係助詞「こそ」を受けて已然形となっている。 係り結び。 この「む」は、㋜推量・㋑意志・㋕勧誘・㋕仮定・㋓婉曲の五つの意味があるが、文末に来ると「㋜推量・㋑意志・㋕勧誘」のどれかである。 「そのようにおなりになるならば、私も法師になってしまおう。 何せむに か は、世にもまじらは む。 」とて、 「何/せ/む/に」=何のために せ=サ変動詞「す」の未然形、する む=推量の助動詞「む」の連体形、接続は未然形 か=反語の係助詞、結びは連体形となる。 係り結び は=強調の係助詞。 現代語でもそうだが、疑問文を強調していうと反語となる。 「~か!(いや、そうじゃないだろう。 なので、「~かは・~やは」とあれば反語の可能性が高い。 む=意志の助動詞「む」の連体形、接続は未然形。 係助詞「か」を受けて連体形となっている。 係り結び。 何のために、この世の中に交わって(生きて)いこうか。 え=副詞、下に打消の表現を伴って「~できない」 せきあへ=ハ行下二動詞「塞き敢ふ(せきあふ)」の未然形、(涙などを)せき止めてこらえる、おさえて我慢する ね=打消の助動詞「ず」の已然形、接続は未然形 ど=逆接の接続助詞、活用語の已然形につく ひどくおいおいと泣くので、私も涙をこらえられないけれども、あまりも真剣なので、 戯れに 言ひなさ むとて、「 さて鷹飼は で はいかがし たまは むずる。 」と言ひ たれば、 言ひなさ=サ行四段動詞「言ひ做す」の未然形、言い紛らわす。 あえて言う む=意志の助動詞「む」の終止形、接続は未然形 さて=接続詞、(話題を変えるときに、文頭において)さて、そして、ところで、それで で=打消の接続助詞、接続は未然形。 は=強調の係助詞、訳す際には気にしなくて良い。 たまは=補助動詞ハ行四段「たまふ」の未然形、尊敬語。 動作の主体である道綱を敬っている。 敬語を使った道綱の母からの敬意。 むずる=意志の助動詞「むず」の連体形、接続は未然形。 ㋜㋑㋕㋕㋓の五つの意味がある「む」と同じようなものと思ってしまった方が楽。 正確に言うと「推量」・「意志」・「適当、当然」の意味である。 話し言葉で使われるのが「むず」、書き言葉で使われるのが「む」である。 たれ=完了の助動詞「たり」の已然形、接続は連用形 冗談に言い紛らわそうと思って、「ところで、(出家すると鷹を飼えなくなるが、)鷹を飼わないでどうなさるのか。 」と言ったところ、 やをら立ち走りて、 し据(す)ゑ たる鷹を握り放ち つ。 やをら=副詞、静かに、そっと し据ゑ=ワ行下二動詞「し据う」の連用形、大事にしてそこに居させる、その位置に置く。 ワ行下二段活用の動詞は「飢う(うう)」・「植う(うう)」・「据う(すう)」の3つしかないと思ってよいので、大学受験に向けて覚えておくとよい。 たる=完了の助動詞「たり」の連体形、接続は連用形 つ=完了の助動詞「つ」の終止形、接続は連用形 (道綱は)静かに立って走って行き、(止まり木に)止まらせていた鷹をつかんで放してしまった。 見る人も涙 せきあへず、まして、 日暮らし難し。 心地に おぼゆるやう、 せきあへ=ハ行下二動詞「塞き敢ふ(せきあふ)」の未然形、(涙などを)せき止めてこらえる、おさえて我慢する 日暮らし=副詞、一日中、終日。 名詞、一日を過ごすこと おぼゆる=ヤ行下二段動詞「思ゆ(おぼゆ)」の連体形。 「ゆ」には受身・自発・可能の意味が含まれており、ここでは「自発」の意味で使われている。 「(自然と)思われる」 見ている女房も涙をこらえられず、まして、(私は)一日中暮らすこともできないほど悲しい。 「そる」が掛詞となっており、「剃る」と「逸る」が掛けられている。 「剃る」とは頭を剃って法師になることを意味している。 わぶる=バ行上二動詞「わぶ」の連体形、思い悩む、つらく思う そる=ラ行四段動詞「逸る」の連体形、他の方に逸れていく、思わぬ方向へ行く ぞ=強調の係助詞、結びは連体形となる。 係り結び。 ける=詠嘆の助動詞「けり」の連体形、接続は連用形。 係助詞「ぞ」を受けて連体形となっている。 係り結び。 その鷹が空に飛び去るのを見ると、(道綱の真剣な思いが分かって)悲しいことよ。 と ぞ。 ぞ=強調の係助詞、結びは連体形となるが、係り結びの省略がおきている。 「詠みける」が省略されていると考えられる。 と詠んだ。 日暮るるほどに、文見え たり。 天下のそらごとなら むと思へ ば、「ただいま心地悪しくて。 」とて、 遣り つ。 たり=完了の助動詞「たり」の終止形、接続は連用形 天下の=最高の、世界第一の む=推量の助動詞「む」の終止形、接続は未然形。 この「む」は、㋜推量・㋑意志・㋕勧誘・㋕仮定・㋓婉曲の五つの意味があるが、文末に来ると「㋜推量・㋑意志・㋕勧誘」のどれかである。 遣り=ラ行四段動詞「遣(や)る」の連用形、(人などを)送る、派遣する つ=完了の助動詞「つ」の終止形、接続は連用形 日が暮れるころに、(夫から)手紙が来た。 (手紙に書かれている内容は)まったくのうそだろうと思うので、「今は気分が悪いので。 」と言って、(手紙を届けに来た夫の使いの者を)返した。 lscholar.

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